性同一性障がい、瑚心すくいの「私の小さな人生」

私、瑚心すくいが幼少から「性同一性障がい」と向き合ってきた事

喧嘩をやめて、二人を止めて

幼稚園の頃、住んでいたアパートが灰になった。

原因は隣人の寝たばこ(のちに聞いたが職業は泥棒)

子どもに火事の悲惨さを見せたくないということで祖母ちゃんと一緒に本家で待機。

父と母は真っ黒に燃え尽き灰になった家から、焦げた写真をや賞状等を持って帰ってきた。

 

この家には幼児期の思い出がいっぱい詰まっていた。

ある夜中に目を覚ましたら両親がいない。

寂しくなった幼稚園児は住宅街から街中をさまよった。

見かねたタクシーの運転手さんが声をかけてくれて

家まで、部屋まで送ってくれて布団をかぶせてくれた。

とても優しい運転手さんだった。

 

おたふく風邪で休んだ日も、一人で寂しいから

街へ繰り出し昼間だから友達の家を渡り歩いたら

当然の結果、幼稚園経由母親の職場で、

家でじっとしてなさい。とどうにもやるせない。

 

ある夜、母と映画館の梯子。(なんで母は中々家に帰らないのか?・・・)

そんなつまらない時間帯で、気が緩んだ私は母に、

「この前、お父さんとおばちゃんの家に泊まった。」と純な発言。

「なんて!?」交差点のど真ん中で母は私の手をギュッと握りしめたまま、

微動だに立ち止まったままになった。

子ども心に「しまった!」と思ってもパニック状態。

「どこに行ったの!?」

とっさに「〇〇ねえちゃんとこ」と言っても後の祭り。

 

後日、親戚中の前で夫婦喧嘩。

母がぎゃーぎゃーわめく中、父はどうどうと耳かきしながら

うちの父が一言「克義(私の本名)がいらん事言うからや・・・。